Relativity社,Telesat社とLEOコンステレーションの一部を打ち上げる契約を締結

SpaceNews(4/5)
Relativity社のTerran 1ロケットによる打ち上げ。打ち上げは早くても2021年。同社は非公開顧客との打ち上げ契約を結んでいるとされているが、公開される契約はこれが初めて。
Telesat社は既にLEOコンステレーション衛星の打ち上げをBlue Origin社と契約しており、Terran 1ロケットは補完用に使用されるものと思われる。
Relativity社ではAM技術を使うことで「素材から打ち上げまで60日」を標榜している。Terran 1ロケットの開発は計画通りに進捗しており、2020年末に初号機を打ち上げ予定。また、射点も1月にUSAFとCCAFSのLC16を借用する合意を締結済みで、環境調査を実施中。

Eutelsat社,CubesatによるIoT用LEOコンステレーションを計画

SpaceNews(4/3)
Eutelsat LEO for Objects (ELO)と称する計画。昨年発注した衛星は今年打ち上げる計画だが、更に追加の衛星を発注予定。同社では、LEOコンステレーションの適用分野として、地上用アンテナに追尾機能が不要となる低速IoT用システムを本命とみている。また、Eutelsat社は同じフランスのIoT通信会社であるSigfoxと一緒に、ELO衛星サービスをSigfoxネットワークに組み込むことを検討中。
他の衛星通信オペレータはスタートアップと組んでIoT分野に取り組み中。

  • Iridium社:オランダHiber社と2017年9月に提携(衛星2機打ち上げ済)
  • Thuraya社(現在はYahsat社の一部):スイスAstrocast社と提携(衛星2機打ち上げ済)

インド,対衛星兵器(ASAT)による小型衛星破壊実験を実施

SpaceNews(3/27)
破壊したのは自国の小型衛星と見られる。低軌道で実施したためデブリは数週間で大気圏に突入するとのこと。ASAT実験に成功したのは、米・ロ・中に続き4か国目。

・米軍の反応:SpaceNews(3/27)

デブリは270個を追跡中:Spaceflightnow(3/27)

中国OneSpace社,小型固体ロケットOS-M1打ち上げに失敗

SpaceNews(3/27)
4段式ロケット。1/2段分離直後に制御を失った模様。OS-M1の打ち上げ能力は300km LEOに205kg。同社は昨年2回のサブオービタルロケット(OS-X)の打上げに成功している。

打上げ前のインタビュー記事はこちら:SpaceNews(3/26)