Relativity社,Telesat社とLEOコンステレーションの一部を打ち上げる契約を締結
SpaceNews(4/5)
Relativity社のTerran 1ロケットによる打ち上げ。打ち上げは早くても2021年。同社は非公開顧客との打ち上げ契約を結んでいるとされているが、公開される契約はこれが初めて。
Telesat社は既にLEOコンステレーション衛星の打ち上げをBlue Origin社と契約しており、Terran 1ロケットは補完用に使用されるものと思われる。
Relativity社ではAM技術を使うことで「素材から打ち上げまで60日」を標榜している。Terran 1ロケットの開発は計画通りに進捗しており、2020年末に初号機を打ち上げ予定。また、射点も1月にUSAFとCCAFSのLC16を借用する合意を締結済みで、環境調査を実施中。
Amazon社,3236機の衛星によるLEOコンステレーション計画Project Kuiperを公表
SpaceNews(4/5)
インターネット接続サービス構想。784機を高度590kmに、1156機を高度630kmに、1296機を高度610kmに配置する計画だが、詳細は非公開。
Arianespace社,SoyuzロケットでO3b衛星4機を打ち上げ。第1世代コンステレーションが完成
SpaceNews(4/4)
運用中のO3b衛星は20機。初号機打ち上げの2013年から6年で完成。次世代のO3b mPower衛星はBoeing社が製造中で2021年に打ち上げ予定。
SpaceIL社,Beresheet月面探査機の月周回軌道への投入に成功
SpaceNews(4/4)
着陸に成功すれば、イスラエルは、ソ連、米国、中国に続く4カ国目となる。
Eutelsat社,CubesatによるIoT用LEOコンステレーションを計画
SpaceNews(4/3)
Eutelsat LEO for Objects (ELO)と称する計画。昨年発注した衛星は今年打ち上げる計画だが、更に追加の衛星を発注予定。同社では、LEOコンステレーションの適用分野として、地上用アンテナに追尾機能が不要となる低速IoT用システムを本命とみている。また、Eutelsat社は同じフランスのIoT通信会社であるSigfoxと一緒に、ELO衛星サービスをSigfoxネットワークに組み込むことを検討中。
他の衛星通信オペレータはスタートアップと組んでIoT分野に取り組み中。
- Iridium社:オランダHiber社と2017年9月に提携(衛星2機打ち上げ済)
- Thuraya社(現在はYahsat社の一部):スイスAstrocast社と提携(衛星2機打ち上げ済)
Boeing社,CST-100の試験飛行の延期を発表
SpaceNews(4/3)
Atlas V用射点の他ミッション(AEHF 5軍事通信衛星)との競合により、無人試験飛行は8月に延期。これにより、有人試験飛行は今年後半になる見通し。
インド,PSLVの補助ブースタ4本形態を初めて打ち上げ
Spaceflightnow(4/1)
これまでは補助ブースタ0、2、6本のみがバリエーションだった。
NASA,2020年度予算でWFIRSTの休止を提案
SpaceNews(3/28)
予算割り当てなし。JWSTの打ち上げ後に復活させる可能性はあるとの長官見解。
インド,対衛星兵器(ASAT)による小型衛星破壊実験を実施
SpaceNews(3/27)
破壊したのは自国の小型衛星と見られる。低軌道で実施したためデブリは数週間で大気圏に突入するとのこと。ASAT実験に成功したのは、米・ロ・中に続き4か国目。
・米軍の反応:SpaceNews(3/27)
・デブリは270個を追跡中:Spaceflightnow(3/27)
中国OneSpace社,小型固体ロケットOS-M1打ち上げに失敗
SpaceNews(3/27)
4段式ロケット。1/2段分離直後に制御を失った模様。OS-M1の打ち上げ能力は300km LEOに205kg。同社は昨年2回のサブオービタルロケット(OS-X)の打上げに成功している。
打上げ前のインタビュー記事はこちら:SpaceNews(3/26)