USAF,ULA社に2020年分のAtlas V打上げ作業を$98.5Mで発注

SpaceNews(10/1)
3機のロケットの打上げ費用(ロケット本体はEELV Phase 1で調達されているので含まない)。これまではELC(EELV Launch Capability arrangement)でコストプラスで契約されていたが、ELCが2019年で終了することに伴い、同等の2020年分の作業を契約するもので、completion contractという名前がついた。なお、EELV Phase 1で調達されたAtlas Vはこれで全てだが、Phase 1Aで更に6機が調達されている。

中国のロケットベンチャー企業の状況

SpaceNews(10/1)

  • Glactic Energy社:2段エンジンの燃焼試験に成功
  • Space Trek社:サブオービタルロケットを近く打上げ
  • Beijing Deep Blue Aerospace Technology社:LOX/ケロシンエンジンの燃焼室単体燃焼試験に成功

Relativity Space社,シリーズC資金調達ラウンドで$140Mを調達

SpaceNews(10/1)
総調達額は$185M。同社によれば、この資金調達で初号機打上げまでの資金目途はついたとのこと。初号機打上げは現在2021年2月の見通し。

USAF,最後の5機のDelta 4 Heavyの打上げ作業を$1.18BでULA社に発注

SpaceNews(9/30)
機体はLaunch Vehicle Production Services (LVPS)で調達済であり、今回契約したのはLaunch Operations Support (LOPS)。射場インフラ維持、射点維持整備、管制作業契約会社への発注作業、衛星結合・推進薬充填作業、などが含まれる。

NASA,探査用技術開発契約締結先14社を発表

SpaceNews(9/28)
総額$43.2M。主要な契約先は以下。

  • Blue Origin($10M):水素酸素液化装置地上試験
  • SpaceX($3M):軌道上推進薬補給用カップリング試作
  • Accion Systems($3.9M):Cubesat用推進系
  • CU Aerospace($1.7M):同上
  • ExoTerra Resource($2M):同上(ソーラー電気推進)
  • Astrobotic($2M):小型ローバ開発
  • Intuitive Machines($1.3M):画像処理装置

Rocket Lab社,米国射場の完成間近

SpaceNews(9/28)
Wallops島に建設中。ニュージーランド射点とほぼ同じもの。射点の他に、4機のロケットを整備できる整備棟やペイロード準備用のクリーンルーム2室を備える。2020年初めにElectronロケットを打ち上げ予定。
当面、米国からの打上げを要求する米政府機関向けに利用する。

トランプ大統領のイラン射点衛星画像公開に関わるあれこれ

SpaceNews(9/26)
大統領はほとんどの機密情報の機密を解除する権限があり、かつ、従来から関係者の間でKH-11シリーズの性能として推定されていたものを超えるような画像ではなかった。

LeoSat社,衛星価格低減のために設計担当であるTAS以外のメーカを含む製造入札を実施予定

SpaceNews(9/26)
LeoSatは2014年からTAS社と共に108機のLEOコンステを検討してきたが、投資家からの圧力により、昨年から、$3.5Bのプロジェクト費用を$3B近くまで下げるためのゼロベースの再検討を開始。
資金調達手段も、$1Bをエクイティファイナンス、$2Bをデットファイナンスとする方針に変更するとともに、製造担当メーカをTAS以外も含めた入札で決定する方針。なお、ITUの規定により2021年1月までに1機は打上げないと軌道上スロットの権利を失うが、この申請はTAS社が実施しているため、別のメーカが新たに申請すれば期限が延長されるという影響もある。
LeoSat社では当初今年試験機2機を打上げる計画だったが、より低コスト化するための地上技術検証のためにこの計画は破棄している。
プロジェクト予算削減のために打ち上げ回数の削減も検討しており、衛星は当初1250kgだったが、これを800kgまで減らすことで、1軌道面の全衛星をFalcon 9で打ち上げることも検討中。