SpaceX社,Falcon 9の最終形態であるBlock 5を今年中に打ち上げる計画

SpaceNews(6/27)
現在使用しているのはBlock 3で、次のBlock 4が間もなく導入され、年内にBlock 5を投入予定。Block 5は10回以上の再使用が可能な設計とされ、このために、コンポーネント類(バルブなど)は再設計/再QTを実施した。なお、Block 5はFalcon 9の最終形態とされているが、Shotwell社長によれば、Raptorエンジンを適用した形態を検討する可能性もあるとのこと。
また、Falcon Heavyは、来年商業サービスを開始し、運用初号機はArabsat、次がUSAFのSTP-2の予定。また、今年中に打ち上げる試験機では、2段の長時間コーストも実証予定。
SpaceX社では再使用を進めることで機体製造が打上げペースのネックにならないようにしようとしているが、現時点で今年打ち上げ予定のうち3〜4顧客は再使用ブースタの使用に興味を示しており、今年は最大7機の再使用ブースタを打ち上げる可能性があるとのこと。また、併せて工場の製造能力も増強しており、3年前には年間6機が最大だったが、現在では20機以上を製造できるようになったとのこと。同社では将来的には新規製作機体より再使用機体の使用を多くしたいとしている。