SpaceX社,Crew Dragonのパワードランディング化を断念

Spaceflightnow(7/19) SpaceNews(7/19)
Elon Musk氏が発表。安全性の懸念から。Crew Dragonは、最初の数機は海面回収するが、その後は、ヒートシールドから着陸脚を出して、着陸させる構想だった。これは、打上げ時アボート用のSuperDracoスラスタを着陸にも使用できるためだが、着陸脚をヒートシールドから出す構想は安全性から却下された。また、当初、同氏は火星有人着陸も同じ形態で実施することを想定していたが、最近の検討では、より良いアプローチ方法があることが分かった、とのこと。
なお、この変更で、Dragonカプセルを使用した無人火星探査計画であるRed Dragonへの影響は避けられないとみられるが公式の発表はない。また、Musk氏は火星でのパワードランディングは諦めていない、と発言している。