SpaceX社,Falcon 9ロケットでIridium NEXT 10機を打ち上げ

Spaceflightnow(3/30) Spaceflightnow(3/29) SpaceNews(3/30)
イリジウムは今年中に全Iridium NEXT衛星を打ち上げて、旧衛星から運用を引き継ぐ計画。今年残り3回の打ち上げで15機を打ち上げる(1回は相乗りミッションのため5機で、残りは10機)

再使用1段を使用。旧型のため今回は回収せず。フェアリング回収試験も実施したが、パラフォイールが正常に開かず失敗。今回から、NOAAが、2段ステージが軌道投入された後にステージ監視用カメラで撮像された地球画像をリモートセンシングライセンス規制の規制対象と認定したため、途中で中継が中断された。同社では中継を再開できるようにNOAAと調整中としている。
なお、Iridium NEXT衛星には、Iridum子会社のAireon社が利用する航空機位置モニタリング用機器と、exactEarth社用の船舶識別装置(AIS)受信機を搭載している。
旧型衛星は徐々に軌道離脱や安全化処置を進めており、これにより、旧型イリジウム衛星のアンテナが太陽光を反射する、いわゆる「イリジウムフレア」は見られなくなる見通し。