SpaceX社,Falcon 9ロケットでStarlink衛星60機を打上げ。1段エンジン1基が早期停止もミッションへの影響なし

SpaceNews(3/18)
この機体はF9初めての5回目の打上げで、最初の打上げ日には1基のエンジン出力が規定を外れたために打上げ中止となった。機体回収にも失敗。
また、同社は2/17の打上げからStarlinkの投入軌道を従来の円軌道から楕円軌道に変更。2段エンジンの再着火を不要にすることで1段ステージの推進薬残量を増やして回収を容易にする目的だが、変更後はまだ回収に成功していない。

SLS ML-1の開発費は約1b$に達する見通し

SpaceNews(3/17) NASA Spaceflight(3/17)
OIGレポート。当初Ares 1用に製造したときのコストは$234M。その後、SLS用に改修することを検討したときの初度概算は$54M、2014年の正式な開発費見積り時は$384.7M、現在のNASA見通しは$692.8Mであり、当初Ares 1用の製造コストを含めると$927Mになる見通し。なお、ML-1はSLS Block 1専用でSLS Block 1BではML-2を利用する。

コスト増の要因分析(NASA Spaceflightの記事に記載)によると追加要求などに伴う分は25%程度で、40%は設計ミスに起因。

NASA,2024年有人月面着陸をGatewayを使わない計画に変更

SpaceNews(3/13) NASA Spaceflight(3/20)
Gateway開発そのものは実施するが2024年の有人月面着陸の構成要素にはしない計画に見直し。短期間での実現のためにリスク要素を排除。また、Gatewayの費用削減のために一部簡素化することを決定した。

ULA社CEO,Vulcanロケットへの移行計画を発表

NASA Spaceflight(3/12)
Deltaロケットは2023~24年に退役、Atlas Vは2022~24年に退役予定。Vulcanは2021年に初号機を打上げ、2023~24年までに現在のAtlas Vと同じ頻度で打ち上げ予定。