Rocket Lab社,Electronロケット失敗の原因は2段ステージの電気コネクタにあったと発表

Spaceflightnow(7/31) SpaceNews(7/31)
不良コネクタの高抵抗部位に繰り返し負荷がかかることで加熱した結果、熱膨張とポッティング材の流出によりコネクタが接続不良となり電動ポンプが停止。対策として作業指示書や検査要領を見直し。

FCC,Amazon社のKuiperコンステレーション計画を承認

SpaceNews(7/30)
約3200機のKaバンド衛星で構成予定。質量は約600kg。2026/7/Eまでに50%を、2029/7/Eまでに全衛星を打ち上げることが条件。同社ではKuiperプロジェクトに$10bを投資すると発表。

DARPA,新たな小型ロケットのPrize competitionは実施しない意向

SpaceNews(7/30)
市場が成熟してきたためDARPAインセンティブを出す必要はないとの認識。
“We have ready access for the things that DARPA needs to do.” There are commercial sources to put up many types of assets in space,” Highnam added. “We don’t know what the advantage would be of doing another competition akin to the Launch Challenge.”

ULA社,Atlas VロケットでNASAの火星探査ローバーPerseveranceを打上げ

SpaceNews(7/30) Spaceflightnow(7/29)
ローバーでサンプルを収集し、2026年に打ち上げ予定の次の火星探査ミッションで回収する予定。また、Ingenuityという小型のヘリコプターを搭載しており、今後のミッションに向けて火星大気中での回転翼の有効性を確認する。ローバーは動力源としてプルトニウム238を使用しており、核燃料のみ打ち上げ直前にレイトアクセスで搭載された。

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ミッション解説記事:Sorae.info(7/30)

NASA/ESA,火星サンプルリターンミッションのコスト見積もりを発表

SpaceNews(7/29)
Mars 2020ミッション(Perseveranceローバー)で回収したサンプルを2つの探査機で回収する計画。1つはローバ―からサンプルを受け取って火星周回軌道に打ち上げるNASAのミッション、もう1つは軌道上でサンプルを受け取って地球に帰還するESAのミッションで、2031年に地球に帰還予定。ESA担当分の費用は約$1.75B、プライムはAirbus DS社。NASA担当分は$2.5-3Bの見通し。なお、Mars 2020 (Perseverance)の開発費は$2.4B。

IST社,MOMO7号機の再打ち上げを点火器トラブルで中止

マイナビニュース(7/27)
点火器の温度上昇が規定を外れたため自動停止。前回は2本の点火器のうち1つの着火が遅かったが、今回は片方の温度上昇が遅かった。