SpinLaunch社,2021年末にNew Mexico州でサブオービタル試験飛行を実施予定

SpaceNews(1/5)
真空に引いた直径30mの遠心加速器を使って上段ステージをMach 5に加速してから加速器外に放出する構想とのこと。詳細は不明。

SpaceX社,2020年は再使用記録を更新。最短ターンアラウンドもシャトルの最短記録を更新

NASA Spaceflight(1/2)
2020年の26回のフライトのうち新品のブースタを使ったのは5回、2回目が3回、3回目が4回、4回目が6回、5回目が4回、6回目が2回、7回目が2回(年間通して使用した機体は11機)。最短ターンアラウンドは51日でシャトルAtlantisの最速記録の54日を更新(訳注:再整備内容が異なるので直接比較に意味があるかは別として)。フェアリングは全42半殻のうち35半殻の回収に成功(うち船で回収できたのは7半殻で残りは海面から回収)し12半殻を再利用。
2020年の打上げ成功率は100%。2020年の回収失敗は2回で、1回は機体に送られた風データが不正確であったこと、もう1回は1基のエンジンが主ミッションのエンジン停止直前に故障したもので、センサ内部に残留していた洗浄用イソプロピルアルコールが原因(主ミッション自体は他エンジンでカバーして成功。SpXミッションが飛行中にエンジン故障を起こしたのは2回目)。
2021年は、10回再使用の実現と48機の打上げを目指す。