NASA、Ares5の6基RS-68バージョンのエンジン配置を再検討中

NASA Spaceflight(8/1)
RS-68はアブレーティブノズルのため、SRBのプルームによる外部からの加熱の影響を低減する必要があり、SRB近傍にエンジンを配置しない案を検討中。SRBのない軸の機体外側にSaturnVのようなカウリングをつける案が検討されているが、機体質量や空力抵抗増加による性能低下が懸念事項。
また、その他の懸案として、RS-68を6基にすることによるヘリウム消費量の増加、Delta IVの始動時の未燃水素への着火によるファイアーボール現象への対策などの他にも、推進系システム設計として設計フェーズを考えると小さすぎる推進薬タンクアレッジ容量などが挙げられている。