ロシア、DneprロケットでPRISMAとPicardを打上げ

NASA Spaceflight(6/15)
PRISMAは2機の衛星Mango(140kg)とTango(40kg)から構成されるスウェーデンの実験衛星で、ランデブと編隊飛行の実験を行う。Picardはフランスの太陽観測衛星。

PRISMAのMangoにはヒドラジン主推進系の他に実験的推進系が2系統搭載されている。特に、ESAが開発してECAPS社が製造したHPGP(高性能グリーンプロペラント)一液スラスタ(推進薬はADN系で、ヒドラジンより30%性能が高く、毒性がずっと低い;公式名称はLMP-103S)は軌道上での初作動となる。ESAはGeneral Support Technology Programme (GSTP)でグリーンプロペラント推進系の開発を支援しており、Prismaに引き続きProba-3衛星用でも試験搭載される予定。