ロシア、次期有人輸送用ロケット Rus-M の基本設計段階に移行

Russian Space Web(10/25)
基本設計段階("Technical Project")の予算は約$50M(16.3億ルーブル)。

コメント

Rus-MはSoyuz後継機として搭乗人員を現行Soyuzの2倍の6人にしたカプセル(12〜13ton)を低軌道に打ち上げるロケットで、1段にLOX/ケロシン(RD-180派生型エンジン3機)、2段にLOX/LH2(RD-0146エンジン4機)を搭載した形態がベース形態。RoscosmosにてSoyuzアップグレード案や他のロケット使用案も検討されたが、Soyuzは設計が古すぎること、Protonは有毒推進薬を使っていてまもなく引退すること、Angaraは衛星打上げを主ターゲットに開発されていて有人仕様もAngaraに頼ると1機種依存になること、Zenitはウクライナのロケットであること、から新規ロケットを開発する方針となった。興味のある方はこちらを