Arianespace社, 今年のAriane 5の打上げは5機で終了

SpaceNews(9/23)
通信衛星が大型化するなかで、デュアル衛星として組み合わせる衛星が不足しているため。現在のAriane 5 ECAのGTO打上げ能力は衛星質量の合計で約9000kg(4月の打上げが最高記録で、合計10050kg。うち衛星質量8956kg)。当初今年後半に打上げ予定だったSkyPerfect JSAT社のJCsat-13 (4500kg)も、打上げプロバイダ側の都合で来年4月以降に延期された。Ariane 5の打上げ能力はAriane 5 MEの登場までは大幅な向上はないため、それまでこの状況が継続することになる。
Ariane 5 MEはGTO投入能力11300kgをターゲットとしており、衛星質量は2機合計で10500kgまで(10700kgまで行ける可能性もある)打ち上げられる見通し。来年後半の閣僚委員会で約1.5 billionユーロの開発が承認されれば、2016年に初号機が打ち上がり、2018年に商業サービスが始まる予定。