Arianespace社CEO Jean-Yves Le Gall氏の打上げサービス事業の状況についてのインタビュー

SpaceNews(1/9)
主要なコメントは以下

  • 打上げ価格は上昇を継続するだろう。(主な競合相手である)Protonは数年前には商業打上げで$50M程度を提示していたが、いまでは$100M程度からはじまっている。
  • Soyuzロケットに対しては(ロシアと共同事業の)Starsem社で実施している打上げも含めて、複数の品質レビューを追加することで失敗を回避する策をとっている。
  • 3種類のロケットをKourouで運用することで、運用コストはほぼ20%低減することを見込んでいる。例えば、Ariane 5は昨年9月以降今年3月まで計画されていないが、打上げ運用要員を昨年秋以降の2機のSoyuzの打上げに回すことができた。また、Kourou射場の固定費も3つの機体に分散して回収できる。
  • Ariane 5 MEとpost-Ariane 5のどちらを優先すべきかは、純粋に政治的な問題である。1つのロケットで全ての要求を満足することはできず、市場状況から明確に白黒つけられるものではない。ESA構成国が政治的に決定する事項だ。