欧州の再突入実験機 Expert、ロシアロケットが使えず打上げ時期未定に

SpaceNews(6/7)
潜水艦発射弾道ミサイル転用ロケットのVolnaでサブオービタル飛行をさせる計画で2009年に2Mユーロでロシアと打上げ契約を締結していたが、数ヶ月前にロシア政府からVolnaによる打上げサービス提供を中止したい意向の連絡を受けたとのこと。
ExpertはESA/ASIの再使用実験機用プロジェクトで2002年に開始された。高度約120kmから450kgの実験機を落下させてデータを取得する計画で、開発費は約50Mユーロ。主要な目的の一つは、Vegaで2014年に打ち上げ予定の再使用実験機IXVの材料特性を取得すること。プライムメーカはTASで、同社はIXVのプライムでもある。