大手衛星オペレータ,打上げ手段確保が最大の課題

SpaceNews(9/23)
打上げ輸送サービス業者は、現在は供給過剰の状況にあると言っているが、大手衛星オペレータにとっては確実な打上げ手段の確保が最大の課題である。
例えばSES社は、今年3機の衛星を打ち上げる予定だったが、3機とも別の理由で遅れている。SES-8は2013年初頭にFalcon 9で打上げられる計画だったが、開発遅れにより現在は11月か12月と見られている。Astra 2Eは今年の夏にProtonで打上げられる計画だったが、7/2の打上げ失敗の原因調査で9/Mまで遅れ、更に、ロケットのバルブ不良で9/30以降に遅れ、10/1に打上げられた。Astra 5Bは今年の夏にAriane 5で打上げられる計画だったが、同時に打上げられる予定だったOptus 10の打上げが衛星都合で中止となったため、同時に打上げられる衛星の調整に時間を要し、今年12月にHispasat社のAmazonas 4Aと同時に打ち上げられることに決定した。