仏会計監査,Soyuzロケットをフェーズアウトさせる計画に疑義

SpaceNews(2/17)
同報告ではSoyuz退役はArianespace社に財務負担を与えるとしているが、Arianespace社は合意はしていない。
AS社は欧州版Soyuz開発のため借入した171Mユーロの負債を2011年から20年計画で返済する計画であり、2031年より前にSoyuzを退役させるとこの計画は変更を余儀なくされる。ただし同社では、返済期間は調整可能としている。なお、AS社はSoyuz打上げのたびに4.6Mの使用料を支払っている。
同報告では、また、欧州政府の衛星需要は中型衛星が多く、すべてのサイズの衛星をAriane6で打ち上げるとコストが上昇するため、Ariane 6導入後も、VegaとSoyuzを維持すべきとしている。
AS社は同報告には「議論の余地がある」としているが、一方で、現在の為替状況とSpaceX社の台頭を受け、12月のEU閣僚委員会では、打上げ費補助を現在の年間100Mユーロから増額することを頼まなければならないだろう、としている。