論説:衛星業界に未来はあるか?

SpaceNews(7/7)
要旨:Google太陽電池で動くUAVを開発したTitan社を買収し、ニュージーランドでのバルーンによるインターネット接続サービス実験を行っており、FacebookもQinetiQ社が開発した太陽電池駆動UAVを持つ英国Ascenta社を買収した。衛星メーカ大手のTAS社も太陽電池駆動の飛行船Stratobusを開発中。世の中では、衛星を使わずに安く広範囲にサービスを提供する動きが水面下で進んでいる。現状では、これらが今すぐに衛星に取って代わることはないと考えられるが、将来的には、これらの near-space 技術の動向を気にする必要があり、対向策としては、宇宙利用のコストを下げる必要があるが、コスト低減策として検討されている、ロケットの再使用化、エアブリージングエンジン、全電気推進衛星、衛星への推進薬移送衛星などは、ユーザからの支援を受けられていない。宇宙産業が競争力を維持するために、衛星オペレータは、宇宙へのアクセスコストを下げる新技術を提供する会社を積極的に支援し、これらのサービスを調達すべきである。