防衛省,宇宙開発利用に関する基本方針を改訂。宇宙空間監視(SSA)と海洋監視(MDA)を重視

防衛省(PDFファイル)(8/28)
主な部分の抜粋

  • 人工衛星を利用した海洋の監視(MDAMaritime Domain Awareness)については、安全保障のみならず、経済・環境など様々な海洋に係る活動等を効率的に監視することを目的とした取組であることから、そのあり方については引き続き同盟国などと議論を重ねつつ政府全体における検討に寄与する
  • 自衛隊が利用する残りの1機の民間衛星(スーパーバード C2 号機)(中略)後継衛星の必要性があることを踏まえ、(中略)平成 28 年度から当該後継衛星を主体的に整備することを前提に、PFI 方式により契約手続等を実施する場合に必要となる部外専門家による支援を得るなど、具体的な検討を進める。
  • 宇宙ゴミ人工衛星との衝突を防止し、対衛星兵器などを用いた攻撃を抑止する観点から、宇宙状況監視(SSA:Space Situational Awareness)の能力を高め、安定的な宇宙利用が阻害されることのないよう具体的な措置を講じていく。(中略)また、弾力性に関する方策としては、軌道上の人工衛星が機能を失った場合の代替衛星としても利用し得る即応型小型衛星システムに関する調査研究等を実施して知見を蓄積する。