豪NewSat社,資金調達に難航

SpaceNews(4/8)
Jabiru-1衛星はLockheed Martin社で製造中で2016年にAriane 5ロケットで打ち上げる計画だが、NewSatから両社への支払いは滞っており、今年初頭には正式な契約違反の通知を受け取っている。また、Arianespace社は5/3までに支払いが再開されない場合には契約破棄する通達を4/3に送付済。
NewSat社は仏米の輸出銀行である、フランスのCofaceと米国のExImBankを通じて、2011年にそれぞれ$102.74M(主に打ち上げ費用)と$390.1M(主に衛星調達費用)の資金調達を行ったが、昨年9月末期限だった合意条件を実行できなかったことから、Cofaceは出資保障を凍結しており、その結果、$222M分の資金調達が暗礁に乗り上げている(ExImBankは直接資金を提供する輸出入銀行だが、Cofaceは民間銀行からの資金提供に対する補償を行う機関)。