文科省, HTV改良構想を発表

SpaceflightInsider(5/23) 文科省宇宙開発利用部会資料(5/20)
貨物輸送量は6tonを維持しつつ、全備質量を30%軽量化して、コストを半分に削減するのが目標。文科省は次年度の予算要求に盛り込みたい意向。

【補足】
本構想は、ISSの2020年までの運用延長分のCSOC(ISS運用共通経費)のバーターの一部とするもの。NASAからHTV 3機分の輸送を求められているところを、HTV 2機分(8,9号機)+改良型HTVで実現することで、今後の深宇宙探査用プラットフォームとして使うための技術を獲得したい、という趣旨。構想のポイントは、今後、HTVの与圧部を置き換えることで様々なミッションに使えるようにするために、現在、推進モジュール・電気モジュールと別れているバス部をサービスモジュールとして一体化し、現在機体全体に貼られている太陽電池パネルも、サービスモジュールに結合する形で一体化する(太陽電池パドル化する)、というもの。