Airbus Safran Launchers社, Ariane 6開発に400Mユーロを拠出することでESAと合意。総開発費も200Mユーロ削減

SpaceNews(5/29)
ロケット開発費は3.215Bユーロ(約4340億円)(民間拠出分含む)とされていたが、このうち約200Mユーロは不必要として削減することで合意。これとは別に、地上設備分はESAがCNESに約600Mユーロで発注予定。
ASL社は主要パートナー社である、独MT Aerospace社, スウェーデンRuag社, イタリア Avio社と実機価格の基本条件に合意。なお、構造体を製造するMT Aerospace社は、固体モータのケース製造の研究にも着手しており、30%のコスト低減が実現できる場合には、ドイツに2つ目の製造ラインを設定することで、固体モータを担当するAvio社と合意。
また、ASL社は、Ariane 6の開発契約と同時期に、CNESが保有するArianespace社株式のASL社への売却も合意できるとの見通しを示した。
なお、同時に、2019年以降に打ち上げるAriane 5ではコストを5%削減する検討をすることでArianespace社と合意しているが、Ariane 5の最終バッチ(A5とA6は3年間並行運用される予定)となり発注規模も小さいためになかなか難しいだろうとのコメント。