NASA監査室,Commercial CrewによるISS輸送は2018年末以降まで遅れる見通しと報告

SpaceNews(9/6)
9/1に報告されたNASA Office of Inspector General (OIG)のレポートの中では、この遅れに伴ってNASAはSoyuzの座席を追加購入する必要があるかもしれないとしている。また、以前の遅れは資金不足が主要因だったが、現在では技術的課題が主要因になっていると指摘。
Boeing社のCST-100は質量増加と打上げ時の空力特性に課題があり有人試験機を2018年2月に遅らせた。
SpaceX社のCrew Dragonは推力着陸からパラシュートによる海面着水への変更に伴うシステム変更が大きく影響している上にその他のクルー支援系システム設計も遅れており、現在2017年半ばとしている有人試験飛行は少なくとも2018年末までは遅れる見通し。
Soyuzの追加発注の判断時期は2016年末。Soyuz費用は2006年の初度調達時から384%増加して最近では6席で$82Mとなっている。