中国の小型衛星打ち上げ事業会社、高頻度打ち上げと低価格を宣伝

SpaceNews(11/29)
今年初頭に設立された、小型ロケットによる小型衛星打ち上げを行う会社であるExpace Technology Co. は固体ロケットである Kuaizhou ロケットを使って、$10000/kgでの打上げを計画している。
Expace Technology社はCASIC (China Aerospace Science and Industry Corp.)が今年設立した会社で、CAST (China Aerospace Science and Technology Corp.)の一部門であるCGWIC (China Great Wall Industry Corp.)に続く、中国で2番目の商業打上げ事業者。同社ではすでに最初の契約を$14.5M程度で受注済。
最新のKuaizhouロケットは高度700kmのSSOに1000kgの打上げ能力を持ち、2017年に初飛行予定。
なお、CGWIC社は米国輸出規制を避けるために、海外の顧客に対してはロケットと衛星をセットで販売しているが、小型衛星では米国部品を使わないものも多いため、Expace社が衛星を販売していなくても打上げサービスを海外に売れる可能性はある。