NASA, Orionによる初回の有人飛行を月周回のみに短縮することを検討

SpaceNews(12/2)
EM-2の計画を変更。地球周回軌道で生命維持装置の試験をした後、月を周回して直接地球に帰還できる軌道に投入のみとして、月周回軌道には投入しない計画に見直し。宇宙飛行士へのリスク低減が目的。なお、EM-1は計画通り無人でDRO (Distant Retrograde Orbit) に投入する予定。
スケジュールは、EM-1が2018年末、EM-2が2021年、EM-3が2023年で、以後、1年毎に打ち上げる構想。Gerstenmaier氏はEM-3を2022年に早めたいとしたが予算に課題があるとのこと。NASAではSLS/Orion/地上設備の運用効率化のためのRFIを11月に出しており、シャトルの運用をUSA社に委託したのと同様の枠組みによるコスト低減が検討されている。