ロシア,エンジン材料の不適切な変更によりProtonロケット打ち上げを夏まで延期する可能性

SpaceNews(1/27) RussianSpaceWeb(1/27)
エンジン製造メーカVoronezh Mechanical Plant (VMP)がエンジン部品の材料を不適切に安価な材料に変更したことでProtonロケットの2段・3段用エンジンの燃焼試験で事故が発生した模様。なお、2015年のProtonの失敗も、ターボポンプシャフトに品質の低い材料が使われたことが原因とされている。Roscosmosは同社が過去数年に製造した数十台のエンジンをリコールすることを決定するとともに、別のロケットエンジン会社であるNPO Energomashの専門家による品質サーベイを実施する。これによりProtonの打ち上げ再開は早くても6〜7月ごろになる模様。