NASA, Junoを現在の木星周回軌道にとどめることを決定

SpaceNews(2/17)
メインエンジンシステムに対する懸念から、当初計画していた軌道周期を短くする燃焼を延期してきたが、リスクに対して得られるものが小さいとの判断から、エンジン燃焼は行わないことを決定。
懸念されているのは、エンジンの推進薬を加圧するラインのチェック弁で、エンジン燃焼前の準備でこれらのバルブの開速度が遅いことが判明していた。このため、加圧制御を行わずにブローダウンで燃焼させることも検討したが、エンジンに問題が生じる可能性があることから採用されなかった。
なお、この問題と、最近GEO衛星で発生しているアポジエンジンの問題とは関連はない。