Airbus DS社,EDRSに3機目の衛星を追加する計画

SpaceNews(3/15)
追加するEDRS-Dは2020年か2021年にアジア太平洋地域上空に配置する計画。また、EDRS間のレーザ通信機能を有し、欧州上空のEDRSへデータ中継可能して地上へダウンリンクする計画。
EDRSは、SpaceDataHighwayとも呼ばれる、衛星間レーザ通信を用いた欧州の高速データ中継衛星網で、Airbus社とESAのPPP事業。サービス提供先は現在のところECのCopernicus地球観測衛星群(Sentinel 1A,1B,2A,2B)。
1機目のEDRS-AはEutelsat-9Bのホステッドペイロードとして搭載されていて昨年11月から地球観測衛星からのデータ中継を開始。2機目のEDRS-CはOHB社が製造してAribus社が運用する単独衛星でAvanti社のペイロードも搭載して今年末打上げ予定。先行する2衛星と異なりレーザ通信端末を3つ搭載するため同時に複数衛星からのデータ中継が可能となる。Airbus社ではEDRS-D運用に関するアジア太平洋地域のパートナーを探しているところ。