NASA,SLS用の新ML製作を検討中

SpaceNews(12/1)
新製すると追加費用が$300Mかかるが打上げ頻度を上げることができる。
現在のMLはConstellationプログラムでAres I用に開発したものを改修していて、上段にICPSを使ったバージョンには対応しているが、大型のEUSを採用する際には、機体全長が13.4m伸びて大規模な改修が必要となる。$300Mは新製費用と改修費用の差額。
さらに、本改修はEM-1打ち上げ後にしか実施できないため、EM-2の打ち上げは少なくともEM-1の33ヶ月後になる計画となっている。これに対して、MLを新製すれば、EM-2の時期を早められるだけでなく、現行MLを使用してICPSを使用したSLSを追加できる可能性もある。なお、NASAは現在、EM-1とEM-2の間でSLSでEuropa Clipper探査機を打ち上げることを検討している。