NASAの独立安全審査会,Falcon 9の有人認証は2016年の射点爆発事故の原因となった気蓄器の設計変更妥当性の検証が完了してからにするように勧告

SpaceNews(1/12)
Falcon 9の射点爆発事故では、LOXタンク中に浸漬する複合材気蓄器の金属ライナーと複合材の間に入った酸素が何らかの原因で着火したという結論となり、暫定的にはLOX充填方法の見直しをして打ち上げを継続しつつ、設計変更した気蓄器の検証を有人対応Falcon 9(Block 5)に向けて実施中。SpaceXでは設計変更した複合材気蓄器のバックアップとして、金属気蓄器の設計も進めているが、この場合には、重くなるためにタンク内の気蓄器支持構造も変更する必要がある。
また、LOC要求値については、Boeing/SpaceXともに満足できないという疑念を提示し、この場合のリスクが許容可能か決定する必要がある、と指摘している。

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Aerospace Safety Advisory Panel Annual report for 2017