SpaceX社, Falcon Heavyロケット初号機の打ち上げに成功

Spaceflightnow(2/7) SpacecNews(2/6)
2段は6時間コースト後の第3着火で、ダミーペイロードのTesla Roadsterを太陽周回軌道に投入。2段には第3着火用に追加バッテリーと加圧ガスが搭載された。なお、ダミーペイロードのTesla Roadsterには同社が開発した宇宙服の開発モデルを着たマネキン人形Starmanが搭載された。
補助ブースタ2本は射点で回収。1段コアステージは海上回収の予定だったがエンジン再着火用推進薬が枯渇して着陸用の3基のエンジンのうち1基しか着火せず、回収船付近の海上に墜落。
Elon Musk CEOによれば、Falcon Heavyの開発費は$500M以上とのこと。
なお、同社は以前Falcon Heavy/Crew Dragonによる月周回有人飛行を発表していたが、現在では、Falcon Heavyの有人化は実施せず、次のマイルストーンであるFalcon 9 Block 5 (有人対応版) 開発完了後は、BFRの開発に専念するとしている。(SpaceNews(2/5))

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Credit:SpaceX

なお、BFR開発に向けた同社計画は、Aviation Weekの記事(2/9)を参照。最初に2段/ペイロード搭載部の開発を行い、ブースタステージ(BRB)はそのあとに開発予定。開発試験はBlock 5/Crew Dragonが開発完了した来年から開始し、試験飛行は3〜4年後に実施したいとしている。