SpaceX社, 新型Falcon 9でBangabandhu 1通信衛星を打ち上げ

Spaceflightnow(5/11) SpaceNews(5/11)
1段は洋上で回収。工場に持ち帰って分解し、再使用に向けた設計妥当性の確認を行う。Block 5は修理なしで10回の再使用が可能な設計。このため、過去のフライトデータに基づき、エンジン部(再突入時に加熱される部分)の材料を耐高温材料に変更する、等の見直しを実施。同社ではFalcon 9は今回のバージョンを最終形態とする計画。また、再使用性のデモとして、2019年には同一機体を24時間以内に打ち上げたいとしている。

また、Block 5は有人打上げ用に開発ており、構造安全率要求が1.25から1.40に見直されたため機体が重くなっているが、その分、エンジン推力を8%(2段用の真空仕様は5%)あげてカバーした。

今回の打ち上げはFalcon 9の今年9機目で、CEOのMusk氏は「昨年の打上げ機数(18機)を倍増させる計画通りに進んでいる」としている。

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