NASAのランデブ実験衛星DARTS、燃料消費過大でターゲットに衝突

SpaceNews(4/22)
ペガサスロケットで打ち上げられた自律ランデブ実験機DARTSは、接近実験中に制御用燃料が不足し、そのままターゲットに衝突した模様。何れの衛星の機能にも異常はなく、DARTSは計画通り廃棄軌道に投入され、Mublcomは若干高い軌道にずれたとのこと。

DARTSは、引退した空軍の衛星Mublcomの5m以内にまで自律航法で接近して、様々なマニューバを行う実験を行う計画で、ミッション期間は24時間だった。

燃料不足の原因は、航法に使っていたGPS信号にノイズが多かったことからスラスタ作動が予定回数を超えたことと推定されているが、今後、事故調査委員会による調査が実施されて明らかになる見込み。