2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

JAXA、ISASの名称を宇宙科学研究本部から宇宙科学研究所に戻すことを決定

JAXAプレスリリース(3/23) コメント まあ、略称はどっちでも宇宙研なわけですが、慣れてる昔の名前の方がいいですね。

インド、国産極低温上段を搭載したGSLV-D3を来月に打上げ予定

AviationWeek(3/25) 国産極低温上段用エンジンは、推力73kN、ISP 454秒。

はやぶさ、27日にイオンエンジンの連続作動を停止。地球帰還に向けた微調整フェーズに。

ISASサイト(3/26)

NASA、STS-131のRCS用ヘリウム遮断弁の内部漏洩問題はAs isでフライトさせる方向

NASA Spaceflight(3/23) このバルブの作動不良は昨年10月の機能点検で見つかっていたものの、適切に処置されなかったために射点での点検まで持ち越されてしまったとのこと。

Lockheed Martin/ATK、小型衛星用Athenaロケットを復活させる計画

SpaceNews(3/25) 上段をCastor30に変更(1段はCastor120のまま)したAthena 1cとAthena 2cを2012年に運用開始する計画。打上げ能力はLEOに1.7ton。 オリジナルのAthena 1とAthena 2は1990年代にLockheed Martinが小型衛星用に開発したが、市場が広がらずに休止…

インド、SCRAMジェットエンジンの飛行実験シリーズを開始

SpaceNews(3/8) ISROはサブオービタルロケットによるSCRAMジェットエンジン実験機(ATV,3ton)の打上げを3/3に実施。7秒間Mach 6を達成し、着火条件を満足できることを確認した。次のフライトで着火実験を行う予定。

ATK社、Orion用LASのAttitude control motor (ACM)試験を完了

SpaceDaily(3/22) Pad Abort 試験に向けて必要な単体試験は全て完了。Orion LASは3つのモータから構成される:Abort motor(初期離脱用,推力220tonf,ATK社)、Atitude control motor(離脱後姿勢制御用,推力3tonf,ATK社)、Jettison motor(Orion/LAS分離用,非常…

ILS社、Proton MでEchoStar XIVを打上げ

NASA Spaceflight(3/20) ILS社MissionOverview(PDFファイル) 分離時衛星質量6.4ton、投入軌道は近地点3120km、遠地点35786km、軌道傾斜角26.7度のGTO。 Breeze M キックステージは新型のPhase IIIタイプで、能力向上のために高圧タンクの大型化による個数削…

NASA、民間有人輸送基準を策定中

NASA Spaceflight(3/17) 米政権の宇宙戦略の見直しによる。NASAの基準を民間用にテーラリング作業中。2ヶ月程度でドラフト版が公開され、春にはRFIで産業界からのフィードバックを求める予定とのこと。

欧州のグリーンプロペラントスラスタ開発状況

SpaceDaily(3/17) 欧州が開発しているグリーンプロペラントであるADN(ammonium dinitramide)系推進薬(正式名称:LMP-103S,組成:ADN+メタノール+アンモニア)はヒドラジンより毒性が低いが性能が30%良いとのこと。毒性が低いため、航空機での輸送が可能で、特殊…

米空軍、Minotaur 4 の第3段残留推力問題の対策確認燃焼試験を月末に実施予定

Spaceflightnow(3/17) TVC系の動力源であるガスジェネレータの残留推力によりRCS(コールドガススラスタ)の推進薬が枯渇することが懸念されたため、ディフューザを追加したとのこと。

Aerojet社、Taurus 2 打上げに向けたNK-33エンジン燃焼試験を順調に実施中

Spaceflightnow(3/15) 燃焼試験はロシアで実施。40年間の保管後での性能確認が目的。Aerojet社によると、Taurus 2に用いるAJ26は、NK-33の電装品を一部交換し、ジンバルシステムを追加して、米国燃料で認定するエンジンで、ロシアでの燃焼試験に続いて、米国…

SpaceX社、SS/Loral社とFalcon 9による商業衛星打上げ契約を締結

SpaceNews(3/15)

STS-131オービターOMSのヘリウム遮断弁に内部漏洩。処置検討中

Spaceflightno(3/13) OMSへの燃料充填作業中に判明。交換する場合にはオービターをハンガーに戻す必要がある。

SpaceX社、Falcon 9ロケットのCCAFS射点での短秒時燃焼試験に成功、打上げターゲット日は4/12

Spaceflightnow - Mission Status Center(3/13) Spaceflightnow(3/13)

SeaLaunch社、2010年半ばにもChap.11から脱却し2011年に運用再開の計画

SpaceNews(3/12) 資金提供の交渉先は2社で、うち1社は Space Launch Services で、もう1社は明らかにされていない。SLS社の再生構想の1つには射場を米国領海内に移動して軍事衛星も打ち上げられるようにすることとのこと。 SeaLaunch社は1999年の運用開始か…

JAXA、はやぶさの精密軌道決定のため一時エンジン停止

ISASサイト(3/10)

米露欧日加、宇宙機関長の共同声明でISSの2028年までの運用延長可否を検討中と表明

JAXAプレスリリース(3/11) They [= The Heads of Agency] noted that there are no identified technical constraints to continuing ISS operations beyond the current planning horizon of 2015 to at least 2020 and that the Partnership is currently …

仏、14機のSoyuzロケット購入用に$1Bを確保

SpaceDaily(3/9) Kourouからの打ち上げ用にロシアに発注 コメント ロシアへの支払い分で70億円/機程度のようです。

インド、GSLV MkIIIの液体コアステージ燃焼試験を実施

SpaceRef(3/8) 液体コアステージは、ストアラブル燃料(N2O4/UDMH)を使った推進薬110tonのL110ステージで、GSLVのブースタ及びGSLV/PSLVの2段として使われているVikasエンジンを2機クラスタにして使用。

中国、長征4Cロケットでリモートセンシング衛星遥感9号を打上げ

NASA Spaceflight(3/5) 地球観測が目的と発表されているが、西側関係マスコミの間では偵察衛星ではないかと考えられており、遥感シリーズには合成開口レーダ衛星と光学衛星の2種類があると推定されている。

中国、長征5,長征6に加えて長征7の開発を計画

Aviation Week(3/5), 新華社通信(3/5) via sorae.jp 長征5と長征6の中間の打上げ能力をもつ中型ロケットとのことで、長征6と同様に長征5のブースタの組み合わせと推定されている。また、将来の月探査用にSaturn V級の大型ロケットも検討されているとのこと。

ULA社、Delta 4で気象衛星GOES-Pを打上げ

Spaceflightnow(3/4) ULA社Mission Overview 衛星質量は3.3ton。3.7時間コースト後のRL-10B2第3着火により、遠地点高度35177km、近地点高度6600km、軌道傾斜角12度のGTOに投入。 コメント 衛星負担増速1.2km/s程度

SpaceX社、今週末にもFalcon 9の射場での燃焼試験を実施する見通し

Spaceflightnow(3/3)

中国、独自宇宙ステーションの第1ステップを2011年に1年延期

SpaceDaily(3/3) Tiangong-1は当初2010年末打上げ予定だったが、技術的問題で1年延期されるとのこと。

カナダMDA社、軌道上衛星推進薬供給ミッションを検討中

SpaceNews(3/3) 運用中の静止衛星にランデブして推進薬を供給することで、運用期間を延長、もしくは、墓場軌道に移動させる構想。一部自社投資でのデモミッションを検討中とのこと。交渉相手は明かされていない。実現すれば、供給には20分程度を要し、1機の…

NASA、シャトル用SRBのAPU用ポンプの改良設計版をSTS-134とSTS-133に適用

NASA Spaceflight(2/28) ポンプ軸受けのシール方法をメカニカルシールから固定シールに変更。STS-134で部分搭載し、STS-133(最後のシャトルミッション)で新設計品を全面搭載。なお、計画当初はSTS-133に適用後、Ares 1とAres 5用のSRBに適用されることになっ…

ロシア、ProtonロケットでGlonass衛星3機を打上げ

Spaceflightnow(3/1) 今年3機目のProton打上げ。Protonは商業/政府ミッション合わせて今年12〜14機打上げられる計画。

はやぶさ、月の内側を通過する軌道に到達

JAXAサイト(3/1) 最接近距離31万km。3月初めには一旦エンジンの運転を止め、地球帰還のための精密な軌道推定を行う予定。