2004-01-01から1年間の記事一覧

年末のご挨拶

今年もまもなく終わりです。宇宙ニュースに遊びに来て頂いたみなさん、ありがとうございました。来年も宜しくお願いします。コメントがある方はいつでもつけてくださいね。今年は台風・地震・津波と自然災害の多い年でしたが、来年は平和な一年でありますよ…

中国、来年の神舟VI号用の気象観測基地を建設

SpaceDaily(12/27)

ロシア、GLONASS衛星の打ち上げに成功

SpaceDaily(12/26) ロシアは、GLONASS(ロシア版GPS)用の2基の衛星と、次世代型のGLONASS-M衛星を、Proton-Kロケットで打ち上げた。

Cassini、Titan衝突コースから離脱

Spaceflightnow(12/28) Huygensプローブ放出のためにTitan衝突コースにのっていたCassiniは、衝突コースからの離脱に成功した。Huygensはナビゲーション能力を持っていないために、Cassini自体が衝突コースに乗って分離し、その後、コースから離脱したもの。

Lockheed Martin、シャトル飛行再開フライト用外部燃料タンクをKSCに出荷

FloridaTodayOnline(12/28) コロンビア事故の原因となった断熱材剥がれ対策を施した初の外部タンクで、5月に計画されているシャトルの飛行再開に使用される予定。ただし、断熱材の衝突による耐熱タイルへの影響確認試験は3月〜4月まで継続される。

文科省、来年度予算政府案に人工衛星5機の打上費用を計上

南日本新聞(12/28) 計上されているのは、情報収集衛星、ALOS、MTSAT−2、OICETS、ASTRO−E2。情報収集衛星はH-2A 6号機失敗(2003/11/29)の、ASTRO-E2はM-V 4号機失敗(2000.2.10)の代替衛星。OICETSはJ-1開発凍結に伴い打上をロシアに委…

JAXA、OICETSの打上にロシアドニエプルロケットを使用することを決定

共同通信(12/27) 当初J-1ロケットで打ち上げられる予定だったが、開発が凍結され、H-2Aの打上予定も詰まっていることから、海外に委託することにしたもの。JAXAが技術衛星を海外ロケットで打ち上げるのは、NASDA時代の1978年Deltaで放送衛星を打ち上げて以来…

土星探査衛星Cassini、タイタン探査プローブHuygensの分離に成功

Spaceflightnow(12/25) 毎日新聞(12/25) HuygensはESAが開発した、土星の衛星Titan探査プローブで、大気に突入してパラシュートで降下しながら、大気成分等のデータ収集を行う。Titan大気への突入は1/14の計画。Titan表面は-180℃の極寒でありバッテリの寿命…

中国、2回目の有人飛行を2005年9月に計画

SpaceDaily(12/23) 中国の次の有人宇宙飛行「神舟VI」は来年の9月に2人の宇宙飛行士を乗せて打ち上げられ、5日間の宇宙空間滞在を計画していることが明らかとなった。また、神舟Vでは、飛行士は宇宙空間でずっと座っていたが、神舟VIでは軌道船に移動して化…

Delta 4 Heavy初号機デモ衛星の投入軌道公表。ピギーバック衛星は軌道投入できず。

Spaceflightnow(12/22) 空軍によると、デモ衛星の投入軌道は、遠地点36400km、近地点19000kmの楕円軌道であったと公表した。遠地点での2段再々着火が、当初計画の約3分に対し、1分程度短かったことの影響。また、2段初回着火後に分離され、LEOに投入される…

Delta 4 Heavy初号機、1段の能力不足でデモンストレーション衛星を計画通りの軌道に投入できず

Spaceflightnow(12/22) Delta 4 Heavyの初号機は、計画通り打上られたが、1段の燃焼終了が計画より8秒早かった。1段の能力不足を補うために2段の初回着火秒時が伸びることで、遷移軌道には投入されたものの、初回燃焼で計画より燃料を多く消費したため、…

H-2A 7号機の機体、報道公開

asahi.com(12/21) 年明けに種子島に輸送され、2月の打上に向けた準備に入る。

Arianespace、Ariane 5Gによる仏偵察衛星の打ち上げに成功

Spaceflightnow(12/18) 今回の打上は、Ariane 5としては20号機目、Arianespaceの165号機目の打上げである。

Atlas 5ロケット5号機、放送衛星の打ち上げに成功

Spaceflightnow(12/17) 1回目のカウントダウンでは、X-2分38秒で緊急停止となった。トラブルシュートの結果、原因は1段注排液バルブのリミットスイッチ出力の異常と判明したため、作動試験を行ってバルブ本体に異常がないことを確認した後、再カウントダウ…

ライブドア堀江社長、JAXAシンポジウムで有人宇宙飛行への参入表明

時事通信 5年以内に地球周回軌道に有人ロケットを上げたいと表明。 コメント 実際の発言を聞いていないのでコメントは差し控えます。

NASA長官、辞任は「金銭的理由」

HotWiredJapan(12/13) 大統領に宛てた辞表の中で、「借金で破綻することなく」自分の子供たちに大学に進学する機会を与える必要があるからだと説明し、辞表は大統領に受理された。NASA長官の年収は15万8100ドルに対し、応募しているルイジアナ大学学長の年収…

Deep Inpactミッション打上、Delta 2ロケット不具合で打上延期

Spaceflightnow(12/14) 1/8に打上予定の彗星探査衛星Deep Inpactの打上は、ロケット側の不具合で4日延期され1/12となった。ウィンドウは1/28まで。 不具合は、ボーイング社エンジニアによる製造記録レビューにて発見されたもので、段間部構造体(interstage r…

Delta 4 Heavyの打上は21日以降に延期

Spaceflightnow(12/12)12/10に打上予定だったDelta 4 Heavyの初号機は、金曜日には天候不良で、土曜日にはマスターシーケンサ(リフトオフ直前のシーケンス制御装置)の不具合で、日曜日には環境制御システムの不具合で延期され、12/18に予定されているAtlas…

NASA長官Sean O'Keefe氏、辞任の意向

SpaceRef(12/11)辞任の理由は家族との時間を確保したいためと推定される。後任は未定。辞任後にO'Keefe氏はルイジアナ州立大学の総長の職につくことを検討中との情報もある。

英国議会委員会、Galileoへの追加投資の凍結を勧告

SpaceNews(12/6) 英国議会の委員会は、欧州が進めるGPS構想のGalileo計画への資金提供を、更なる費用対効果分析結果が出るまで保留することを政府に勧告しており、当初12/9のEU運輸大臣会議で実施される予定だったGalileoへの追加投資の決定は延期された。 …

シャトル飛行再開のメインエンジン艤装終了

SpaceRef(12/10) NASAはKSCでのディスカバリ号へのSSMEの艤装作業を終了。

Delta 4 Heavy タイムライン

Spaceflightnow Delta 4 Heavyのフライトタイムライン。3本のCBCのうち、中心の1本はLift Off+50秒から外側の2本のCBCの分離(L/O+248s)まで58%にスロットルダウンし、2本分離後にブルスロットルでL/O+333sまで燃焼する。また、3個のエンジン全て、エンジン…

Boeing Delta 4 Heavy初飛行間近

Spaceflightnow(12/6) 打ち上げ日は12/10の予定。

Klipper公開時の写真

Project Constellation(12/2)

ロシア、次期有人宇宙船Kliperのフルスケールモックアップを公開

MSNBC(12/1)KlipperはSoyuzの次の有人宇宙船として計画されているもので、宇宙飛行士6人と500kgの貨物をISSに輸送可能で、ISSにドッキングした状態で脱出ポッドとして1年間活用でき(Soyuzの2倍)、また、自力で15日間飛行可能。当初計画では4機の25回…

H-2Aロケット、来年2月に打上再開

毎日新聞(11/30)文科省宇宙開発委員会の再点検専門委員会は、H2Aロケット6号機失敗後にJAXAが実施した再点検、設計変更などについて、「問題ない」との審査結果をまとめた。これを受けて、来年2月にひまわり5号の後継機となるMTSAT-1Rが打ち上げられる…

Lockheed Martin, Cape Canaveral Complex 36 最後のAltas打上の準備中

Spaceflightnow(12/1)1960年代から使用されてきたCape Canaveral空軍基地のComplex 36は、1/27に予定されているAtlas3最終号機による偵察衛星の打上(同射点145回目の打上)を持って閉鎖される。 なお、同社のAltas5はComplex 41から打ち上げられており、12/16…