2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ロシア、Proton M/Breeze M失敗の原因究明完了、飛行再開にGO

SpaceNews(8/30) 原因は、誘導プログラムのミスによって衛星を間違った軌道に投入したことと特定。是正勧告もまとめており、近いうちに飛行再開の予定が発表される見通しとのこと。

Soyuz失敗続報

Spaceflightnow(8/27) 第3段(RD-0110)の燃料供給圧力が下がり自動的にエンジンが停止。テレメトリは機体が破壊するまで取得されている。次のSoyuzによる有人飛行前に対策後のSoyuzによる無人飛行を2回は実施する予定の模様。 一方、ISSは4月から搭乗している…

SLS計画に対するGWU SPI Pace教授コメント

al.com(8/21) "Ironically, the budget pressures being put on the program right now would in my mind argue for returning to the previous plan," Pace said, "which was launch and build Ares I first and build Ares V later." For Pace, Ares has s…

IHI社、独自LNGエンジン開発を実施中

日経ビジネスonline(8/22) 推力100kN級。ターボポンプ式GGサイクルを前提に燃焼圧を中止されたLE-8より高い5MPa以上に設定。噴射器はLE-8の衝突型から同軸型に変更。昨年燃焼器単体試験を実施し、現在はLE-5系のポンプとGGを利用したシステム燃焼試験中。専…

Proton失敗の続報

SpaceNews(8/23) 衛星は現在アポジ20294km,ペリジ995km,軌道傾斜角51.23degの軌道上にあり、パドルが展開されていないためバッテリのみで電源が供給されている状態とのこと。当初の計画軌道は、アポジ35786km,ペリジ5210km,軌道傾斜角20.5deg。

BlueOrigin社、飛行試験を実施した模様

Commercial Space Watch(8/23) FAAのNOTAM情報による

Euroconsult社、今後10年間の衛星需要に50%の伸びを予測

SpaceNews(8/26) 2011年から2020年の10年間の衛星予測数は1145基でその70%は政府衛星とのこと。

米国内の独立評価でNASAのSLSコスト見積もりは甘いとの指摘

Spaceflightnow(8/23) [追記]SpaceRefの記事中に文書へのリンクがあります。

ロシア、SoyuzロケットによるProgress宇宙船打上げに失敗

Spaceflightnow(8/24) 第3段エンジンの早期停止でロケットは地上に落下。

ESA長官,ロシアと共同で有人火星探査を目指すと発言

SpaceDaily(8/19) ロシアのエアショーにて。タイムテーブルや詳細への言及はなし。

DARPA, HTV-2の自律飛行安全装置による海上落下を確認。初号機からの設計改善の有効性はデータで確認。

SpaceRef(8/19) 失敗の原因はまだ不明だが、飛行安全処置が始まる前のデータからマッハ20で安定して飛行したことは確認。前回の失敗後の調査を受け、重心位置の変更、迎角の低減、RCSシステムの搭載等の変更を行ったが、この有効性は確認されたとのこと。

Telstar 14R/Estrela do Sul 2の片側パドル展開失敗の原因はケーブル固定用クリップと断定

SpaceNews(8/19) 衛星はSpace Systems/Loral社製。独立事故調査委員会の結論。クリップはナイロン製でスクリューでパネルに固定されていたが、何らかの理由で打上げ中にこれが外れて振動によりケーブルが揺れたことで、パドル固定用の部品に引っかかったと見…

中国、長征2Cロケットによる実験衛星の打ち上げに失敗

Spaceflightnow(8/18) NASA Spaceflight(8/18) ロケット側の失敗と見られているが詳細不明

日本政府、ODAでベトナムの人工衛星打上げを支援へ

VIETJO(8/17) 15日付ベトナムプラスの記事。ODAは約70億円で、観測衛星2基の開発・製造、人材育成等に充てられる。観測衛星2機の内、1機は日本で打ち上げられる予定。

ロシア、Dneprロケットで小型衛星4機と超小型衛星3機を打上げ

Spaceflightnow(8/17) 2個の衛星はナイジェリア用のSSTL社製衛星NigeriaSat 2 と NigeriaSat Xで、英国政府とSSTL社が主導するDisaster Monitoring Constellation(DMC)に参加する。NigeriaSat 2は270kgの地球観測衛星で作物の生育状況や自然災害監視に活用さ…

ロシア、Proton M/Breeze MによるExpress AM4の軌道投入に失敗した模様

Spaceflightnow(8/17) Breeze Mの第4回着火と第5回着火(最終着火)の間にBreeze M及び衛星との通信が途絶したとのこと。その後、Breeze Mの位置は把握されたとのことだが、衛星が分離されたかどうかを含めて衛星の状況は不明。衛星の打上げ時質量は5.7tonのAs…

中国, 長征4Bロケットで海洋観測衛星を打ち上げ

NASA Spaceflight(8/15) HaiYang-2A衛星はChina Academy of Space Technology (CAST)製で高度963kmのSSOに投入

NASA/SpaceX社,COTS-2/3統合に向けた安全審査を実施中

NASA Spaceflight(8/16) ポイントはDragon分離後にLEOに投入する計画の小型衛星。これらは当初Falcon 1eで打ち上げることを想定していたORBCOMM Generation 2の衛星2機で、SpaceX社ではFalcon 9のピギーバック衛星とすることでコストを低減することを計画し…

SpaceX社, Falcon 9 3号機のWDRを完了

Spaceflightnow(8/16)

CCDev-2進捗状況

NASA Spaceflight(8/1) SNC with Dream Chaser: システムPDRとサブシステムCDRを実施し、大気中落下試験を実施予定。これまでに、SRR・エアロフィン選定・コックピットシミュレータ製造は完成している。この後、Engineering Test Articleを12月に提出、2012…

ブラジルの宇宙開発状況

SpaceReview(8/15) ブラジルが緯度2度のAlcântaraに建設中の新射点は、当初2012年にウクライナとの協力によりCyclone-4ロケット(N2O4/UDMH)を打ち上げる計画だったが、資金不足等により遅れている。公式には完成時期は2012年とされているが、ウクライナの首…

中国、パキスタンの通信衛星を打ち上げ

SpaceNews(8/11)

DARPA、2回目のHTV-2を打ち上げるも飛行中に通信途絶

SpaceNews(8/11) Hypersonic Technology Vehicle-2 (HTV-2)はVAFBからMinotaur 4で打ち上げられ、計画通り分離されたが、高速飛行中に通信が途絶した。HTVはマッハ20の高速飛行での飛行制御能力を確認する実験機。4月の第1回目の打上げでは飛行中にオンボー…

SpaceX社のエンジン開発計画

Aviation Week(8/11) Joint Propulsion Conferenceでの発表から。 同社は今年は年間100基のエンジン製造を計画しており、最終的には年産400基が目標。 Merlin 1Cエンジンの推力を約1.5倍に増強するMerlin 1Dエンジンの開発試験は2月から実施されており、既に…

フロリダ州,SpaceX社のCCAFS射点設備拡張に補助金$7M支出

FloridaToday(8/10) Delta 2用のハンガーをFalcon 9用に改修する費用に$2.3M、Falcon 9用の新しい衛星整備/フェアリング結合用建屋建設に$5M。

MELCO、民間宇宙部門Dupity General Managerへのインタビュー

SpaceNews(8/1) Toru Yunoki氏へのインタビュー記事が掲載されています。 DS2000は5〜6kWと12kW(13kWまで増強可能)の電力レンジをターゲットとしているが、今後、15〜18kW級への大型化を計画している。 主ターゲット市場はアジアだが、長期的には主要プロバ…

中国,ドッキング船Tiangong 1打ち上げ用に長征2Fを改修

AviationWeek(8/5) 内容は明らかにされていないが170箇所の変更を行ったとのこと。

JAXA,HTV-Rをベースにした有人輸送構想を検討中

AviationWeek(8/5) 2025年の打上げを想定して(編注:JAXA長期ビジョンのことと推定)HTV-Rの有人仕様化と、緊急脱出装置の推進系として有人輸送船の推進系をディープスロットリングの実現により共用する研究を進めている。

Arianespace社、Ariane 5で2機の放送衛星を打上げ

Spaceflightnow(8/6) 衛星はSES ASTRAのASTRA 1N(5.3ton/Eurostar E3000)とNHKとSkyperfect JSATが共同所有するBSAT 3c/JCSAT 110R(2.9ton/Lockheed Martin A2011A)

ULA社,木星探査機Junoの打上げに成功

NASA Spaceflight(8/5) Spaceflightnow(8/5) 2年後の地球フライバイを経て5年後に木星に到着予定。到着後、木星上空約5000kmの極軌道に投入される。厳しい放射線環境のために衛星のアビオニクス機器はチタン製の箱に収められているものの、衛星の寿命は約1年…