Telstar 14R/Estrela do Sul 2の片側パドル展開失敗の原因はケーブル固定用クリップと断定

SpaceNews(8/19)
衛星はSpace Systems/Loral社製。独立事故調査委員会の結論。クリップはナイロン製でスクリューでパネルに固定されていたが、何らかの理由で打上げ中にこれが外れて振動によりケーブルが揺れたことで、パドル固定用の部品に引っかかったと見られている。この後、パドル展開のエネルギーでケーブルは切断され、パドルの一部も破壊されたため、北側パドルは使えず、供給電力は計画の50%となっている。保険請求は$200Mを超える見通し。
SS/Lの投資家向け説明によれば、同社はこの故障調査にピーク時には275人のエンジニアを投入して地上再現試験等を行っており、費用は$13Mかかったとのこと。