2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ADS/ESA/NASA, Orion ESMの認定燃焼試験をWhite Sandsで開始

NASA Spaceflight(8/21) European Service Module (ESM)には24基のRCSと8基の補助エンジンと1基のOMSが搭載されている。今回の試験では、RCSは1ストリングを省略した12基形態で実施。OMSはスペースシャトルOMSを転用したもの。

全電気推進衛星の現状

SpaceNews(8/22) SpaceNews誌に掲載された現状を整理した記事の再掲載

Helios Wire社, IOT通信用小型衛星の開発費用として$4Mを調達

SpaceNews(8/22) これまでの調達総額は非開示。 Helios Wire社はUrtheCast社の創立者であるScott Larson氏が設立したスタートアップ企業。SバンドでのIOT通信によるトラッキングサービスの提供を計画。12月にプロトタイプ衛星を打ち上げ、来年運用機を打ち上…

フィンランドIceye社, SAR小型衛星コンステレーションの開発費として$13Mを調達

SpaceNews(8/24) CubesatクラスでのSAR画像取得を目指している。来年3機の衛星を打ち上げる構想だが、1機はインハウス製造、1機は設計のみインハウスで製造は外部委託、1機は同社のSARセンサーを使って一部の設計も外部委託する計画で、3機の製造を通じて事…

SpaceX社, Falcon 9ロケットで台湾のFormosat 5を打ち上げ

Spaceflightnow(8/25) 高度720kmのSSOに投入。1段は洋上プラットフォームに再着陸し、2段はコントロールドリエントリーで大平洋に落下させた。Falcon 9の打ち上げは今年12機目で、今回はFalcon 9の40号機。

UrtheCast社,OptiSARコンステレーション構築計画を1年後ろ倒してSAR衛星1機を先行打ち上げする計画

SpaceNews(8/15) 非公開の支援者からの要請により、技術実証用衛星を先行して打ち上げるもの。コンステレーションは8機の光学衛星と8機のSAR衛星で構成する計画で、2023年に完成予定。

Google Lunar X Prize, 完了期限の定義を修正。来年3月までにミッション完了

SpaceNews(8/16) 従来今年中に打ち上げだったものを、来年3月までにミッション(月面上で500m移動してビデオ及びデータを送信すること)を完了すること、に見直したもの。

SpaceX社, Falcon 9 Block 4初号機でDragonカプセルを打ち上げ、1段ステージは射点で回収

Spaceflightnow(8/14) NASA Spaceflight(8/16) 1段回収は14回目で射点での回収は6回目。今回のFalcon 9は、Crew Dragonを打ち上げるBlock 5 (初号機は来年2月のDragon 2の無人デモ飛行)の前の最後の段階的アップグレードバージョンで、Merlin 1Dエンジンの推…

ロシア,Proton/Breeze Mロケットでデュアルユース通信衛星を打ち上げ

Spaceflightnow(8/17)

ULA社, Atlas VロケットでNASAのTDRS-M衛星を打ち上げ

Spaceflightnow(8/18) SpaceNews(8/18) 最新機種3機(Boeing社製)のうち最後の1機であり、Boeing 601型バスの最後の機体。 NASAは現在7機のTDRS衛星を運用しており、2機の古い衛星を予備用に軌道上に維持している。運用中機体のうち2機は1988年と1991年にスペ…

SpaceX社,民間火星探査計画Red Dragonの延期をNASAに連絡

Spaceflightnow(8/18) Dragon 2から推力着陸用の脚を削除する設計変更したことなどによるもの。Red Dragonは当初2018年とされ、その後2020年に延期されていたが、今回は期限を切らずに延期された。

MHI, H-IIAロケットでみちびき(QZS)3号機を打ち上げ

JAXAプレスリリース(8/19) Spaceflightnow(8/19)

Rocket Lab社, Electron初号機の打ち上げ失敗は飛行安全装置の地上側装置の問題と発表

SpaceNews(8/7) 飛行中に飛行安全卓でのテレメトリが中断したため、打ち上げ4分後に高度224kmで飛行中断指令が出されたが、別のテレメトリではそれまでの飛行結果が計画通りであったことを確認。 原因は、地上装置を製造したサブコントラクタが、受信した信…

AR1エンジンの開発費は$228Mに到達

SpaceNews(8/7) Aerojet Rocketdyne社のSEC提出資料による。同社とUSAFの合意事項では、合計開発費は$804Mで、そのうち2/3をUSAFが提供し、残りの1/3をAR社が拠出することになっており、また、AR社の拠出額と比例してUSAFからは拠出される。これまでの拠出額…

JAXA,DRTS(こだま)の運用を終了

JAXAプレスリリース(8/7) 打ち上げは平成14年9月10日。15年近く経過し経年劣化が進んだため、静止軌道離脱作業を完了して停波。

NASA, Cubesatを実用ミッションに使用するには信頼性向上が課題と認識

SpaceNews(8/8) 現状の信頼性では、再打ち上げが容易ではないミッションにCubesatを使用することはできない、との認識。COTS部品の品質に問題がある場合が多く、定量的な信頼度評価が困難。

リトアニアのNanoAvionics社, 小型衛星用推進系の軌道上実証を完了して商業化のための資金調達に成功

SpaceNews(8/8) Enabling Propulsion System for Small Satellites (EPSS)と呼ばれるグリーンプロペラントを用いた化学推進装置。LituanicaSAT-2という3U Cubesatに搭載して平均127mNの推力で10cm/sの加速に成功。商業化に向けて3.2Mユーロの資金調達に成功…

米Accion Systems社, Cubesat用電気推進装置を開発中

SpaceNews(8/8) MIT出身のベンチャー企業。電気推進装置の推進薬にイナートガスの代わりに液体を用いることで小型化を実現。2018年第1四半期に最初のフライト予定。 また、85kgまでの小型衛星バスの大量生産を計画しているYork Space Systemsは同社の推進シ…

NASA, SLSに相乗りを希望するCubesatの情報提供を依頼

SpaceNews(8/8)

米Audacy社,Cubesatを利用したデータ中継衛星コンステの技術実証機を開発中

SpaceNews(8/8) Audacy社では高度14000kmのMEO(軌道傾斜角29度)に中型衛星を3機展開して、LEO衛星とのデータ中継サービスを実施することを検討しており、そのための技術実証を、Cubesatを用いて実施する。衛星製造はスコットランドのClyde Space社。 Audacy…

Euroconsult社,小型衛星市場は次の10年間合計で$30.1Bと予測

SpaceNews(8/9) 過去10年間の合計は$8.9B。 内訳は、衛星製造が$16.5B(うち$3.7Bは内部消去)。ただし、この予想はOneWebとSpaceXのコンステレーションが計画通りに実現することを想定している。

スイスELSE社, IoT通信用超小型衛星コンステ構想で$3Mを調達

SpaceNews(8/10) Airbus社の投資部門であるAirbus Venturesを筆頭とする出資者から$3Mを調達。次回のSeries Aは来年実施予定。 64個の3UサイズのCubeSatで構築される機械間通信用システムであるAstrocastシステムを2021年までに展開する構想。今回の資金では…

Orbital ATK社,CCAFSからの初めてのMinotaur 4ロケット打ち上げ準備を開始

Spaceflightnow(8/4) 1999年にAthenaロケット打ち上げに使用されて以来休止されていたCCAFSのPad 46で機体を組立中。

キヤノン電子, 小型衛星打上げ輸送サービスの事業化を目指して「新世代小型ロケット開発企画株式会社」を設立

日本政策投資銀行プレスリリース(8/9) キヤノン電子が70%、IA・清水建設・日本政策投資銀行が10%ずつ投資。資本金1億円。小型ロケットによる宇宙輸送サービスの企画・検証を行う企画会社。事業性の検討を行ったうえで、速やかに事業会社への移行を目指す。

Virgin Orbit社,LauncherOneによるイタリア小型衛星打ち上げ契約を受注

SpaceNews(8/11) イタリアSitael社の電気推進装置試験衛星μHETsatを2018年半ばに打ち上げる予定。SITAEL bus (S-75 platform) と SITAEL low power Hall Effect Thruster (HT100)の技術実証衛星で、ASIとESAの協力を得て開発したもの。

MHI,ロケットのトラブルでH-IIA F35号機の打ち上げを中止。次の打ち上げ日は未定だが17日以降の見通し

JAXAプレスリリース(8/12) 日経新聞(8/12) NHK(8/12) ロケットの推進系統に確認を要する事項が発生したため、8/12の打ち上げは中止。バルブ駆動用ヘリウムガスの許容範囲内の漏洩。 次の打ち上げ日は未定だが、確認作業完了後となり17日以降の見通し。

インターステラテクノロジズ(IST)社, 小型ロケットMOMOを打ち上げたが飛行中断

IST社プレスリリース(8/1) 日経新聞(7/30) BUSINESS INSIDER JAPAN(8/1) マイナビニュース(7/30) エタノール/LOXロケット。当初高度100kmを狙っていたが、打ち上げ後66秒でテレメトリが途絶して飛行中断(エンジン停止)。同社によれば、当該秒時はmaxQポイン…

Virgin Orbit社, LauncherOne初号機を2018年上半期に計画

SpaceNews(8/1)

Arianespace社,VegaロケットでOptsat 3000とVenμs衛星を打ち上げ

Spaceflightnow(8/2) Optsat3000はイタリア国防省がイスラエルに発注した光学偵察衛星、Venμsはフランスとイスラエルの地球観測衛星。ロケットは、Optsat 3000を高度450kmの、Venμsを高度720kmのSSOに投入した後、機体はデオービットした。

Vector社, 開発中の小型ロケット試験機のサブオービタル飛行の2回目に成功

SpaceNews(8/3) 機体はB.002と識別されており、Vector-Rロケット用試験機の2機目。最大高度は3000m以下で、パラシュートで機体を回収。打ち上げロケットの初号機は1年以内に打ち上げ予定。 なお、同社は6/29に、Series A資金調達ラウンドで$21Mを調達したこ…