2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

SpaceX社,中1日で2機のFalcon 9打ち上げを計画

Spaceflightnow(6/18) 金曜日にKSCからBulgariaSat 1を、日曜日にVAFBからIridium NEXT 10機を打ち上げる計画。

SES社のAMC-9衛星,軌道上不具合でドリフト開始

SpaceNews(6/19) 打上げは2003年。同衛星経由の通信サービスはほぼ他の衛星に切替済とのこと。原因は調査中。

中国, 長征3号によるChinasat 9Aの目標軌道への投入に失敗。3段ステージでトラブル発生

Spaceflightnow(6/19) 衛星の状態は正常で、193km x 16360km x 25.7deg の軌道に投入されている。第3段ステージ(LOX/LH2)にトラブルが発生したとのこと。詳細は不明。

Airbus社, Vega-Cの最初の商業顧客としてArianespace社と契約

SpaceNews(6/20) 2020年に2機の打ち上げを契約。同社が自社開発しているPleiades後継の4機の地球観測コンステレーション衛星のうち2機の打上げ分。

Iridium社,打上げスケジュールが早まるなら再使用Falcon 9の使用を前向きに検討

SpaceNews(6/20) 再使用1段を使うかどうかの判断基準は、スケジュールとコストと信頼性であり、このうち、スケジュールが最も重要、との見解。同社は当初2017年末までにIridium NEXTコンステを完成させる計画だったが、衛星製造の遅れやFalcon 9の失敗の影響…

SS/L社,衛星受注不調によりカリフォルニア工場のレイオフを開始

SpaceNews(6/22) GEOの商業通信衛星は現在谷間にあり、SS/L社では、2017年の世界需要は12〜14機と見込む。Boeing社も13〜17機と、同レベルを想定。 かつて衛星事業のほとんどを商業通信衛星に依存してきたSS/L社は、現在、政府需要の取り込みに向けた活動を…

ESA, 2025年までに無人再使用宇宙往還機Space Riderを民営化する方針

SpaceNews(6/22) Space Riderは検討開始から3年程度しかたっていないが、ESAではすでに民営化を検討中。2025年までに商業ベースで運用できるという見通しによる。Space Riderは$9200/kg程度で実験機器を軌道に運んだあと地上に帰還させられるとの計画。Arian…

ESA, LOX/メタン再使用エンジンPrometheusの開発を開始

SpaceNews(6/22) Prometheusは当初CNESの小規模な研究開発として開始されていたが、昨年12月にESAのプログラムとして採用された。2030年ごろの実用化が目標で、まずは、2020年の燃焼試験をターゲットに、ASL社と契約。エンジン価格は、Vulcain 2の約1/10であ…

OHB社/SSTL社, 8機のGalileo衛星製造契約を受注

SpaceNews(6/23)

インド,PSLV 40号機でリモセン衛星Cartosat 2Eを打ち上げ

Spaceflightnow(6/23) 4段ステージの3回目の再着火のデモを実施。過去2回着火することで2つの異なる円軌道に衛星を投入した実績はあるが、この実証により、更に対応範囲が広がる。 また、主衛星と同時に31機の小型衛星も打ち上げたが、このうちのいくつかは…

打上げ事業社各社,小型衛星の相乗り機会提供に前向き

SpaceNews(6/23) Small Payload Rideshare Symposium でのパネルディスカッションより。インドのPSLVだけでなく、Glavkosmos社はロシアのSoyuzによる相乗り機会を提供、Arianespace社は通常の相乗り機会の他にSmall Satellites Mission Service (SSMS)という…

ロシア, Soyuz 2-1vロケットで軍用衛星を打上げ

NASA Spaceflight(6/23)

SpaceX社, 1段を再使用したFalcon 9でブルガリアの通信衛星BulgariaSat1を打ち上げ

Spaceflightnow(6/23) SpaceNews(6/23) 機能点検の結果を踏まえて打上げ時刻は1時間延期された。1段ステージは大西洋のドローン船上に着陸。今回の飛行経路では着陸時のエネルギーが大きかったため、着陸時に着陸脚のクラッシュコアのほとんどが潰され、傾い…

FCC, OneWeb社のコンステ衛星による通信事業の米国内での運用を承認

SpaceNews(6/23) 地上通信との周波数干渉問題とデブリ化防止策はさらなる議論が必要との見解も同時に示した。

中国CALT, 超大型ロケット長征9号を2030年までに開発する構想

AviationWeek(6/12) CALTによる開発構想の発表の紹介。長征9号の打ち上げ能力はLEO 130tonから140tonに上方修正されたが、LTO投入能力は50tonで変更されていない。現状、初号機は2028年から2030年の計画で、深宇宙探査、特に、有人月面基地の建設に使用され…

OrbitalATK社, AntaresロケットによるCygnus宇宙船の打ち上げを今夏末に再開

SpaceNews(6/13) 現在のところCRS以外にAntaresロケットを使うミッションはないが、提案は行なっている。また、USAFミッションを受注するための認証を取る計画はないとのこと。

Orbcomm社, M2MからIOTに事業領域を拡大するためのM&Aを継続中

SpaceNews(6/13) 最近、5年間で10社目の買収を決定

インド, LOX/ケロシンエンジン開発を継続中。GSLV Mk.IIIの2段を2021年に置き換え予定

SpaceDaily(6/14) 現在ターボポンプの試験中で、エンジン開発を2019年末までに、ステージ開発を2020年末までに完了させ、2021年に初号機を打ち上げる計画。現在のUDMH/N2O4推進薬からの変更により、打ち上げ能力も向上する。 コメント GSLV Mk.IIIは両脇につ…

NASA, ARMミッション中止に向けた終戦処理を実施中

SpaceNews(6/14) 政権の方針を受けたAsteroid Redirect Missionの中止はNASA内で指示が出されており、これまでのプロジェクト成果の取り纏めなどを実施中。 プロジェクトは中止されるが、太陽光発電電気推進などのキー技術開発は継続され、別の探査ミッショ…

World View社, 成層圏気球の試験機にKFC社のサンドイッチを搭載

SpaceNews(6/14) World View社は成層圏に気球をすうかげつ飛行させて通信やリモセンを行うStratolliteを開発中。同気球は90kgのペイロードを数カ月間成層圏に維持することができる構想。 Stratolliteの試験機は4日間の飛行試験を計画しているが、ペイロード…

中国,長征4BロケットでX線天文衛星を打ち上げ

Spaceflightnow(6/15) 中国初のX線天文衛星

Panasonic Avionics社, 航空機へのブロードバンド接続市場は拡大しているが収益性が深刻な問題との認識

SpaceNews(6/15) アジア地域の需要は増え続けているため、同社はEutelsat 172bのアンカーカスタマーとなって帯域を確保したが、価格は下落傾向にあり、需要増で事業性を確保できるかはまだ分からない状態。 本分野専業のGogo社はこの1年で17%の売上増となっ…

Virgin Orbit社, LauncherOne試験機1号機の製造を順調に実施中

AviationWeek(6/15) 試験機は合計4機の計画。 空中発射ロケットシステムであるLauncherOneの1段エンジン Newton Three (N3) と 2段エンジン Newton Four (N4) はMojave砂漠のNecker試験場で試験中で、構造試験機も並行して実施中。 LOX/ケロシンのN3エンジン…

フランスの小型衛星用電気推進装置ベンチャーThrustMe, 1.7Mユーロの資金調達に成功

SpaceNews(6/16) Advisory boardには前ESA長官のJean-Jacques Dordain氏やEADS Astrium社の元CTOであるRobert Lainé氏が名前を連ねている。

イラン,独自有人宇宙飛行開発を断念

Space Watch Middle East(5/28) イラン宇宙庁(ISA)の長官代理が発表。15年間で$15-20Bに達するとみられるコストが原因。ISAはこれまで2025年に最初の有人飛行を目指しており、昨年夏にはカプセルのモックアップも公開されていたが、内部では、宇宙科学や衛星…

トルコRocketsan社,独自の液体推進薬ロケット開発構想を発表

Space Watch Middle East(6/2) トルコ政府のSatellite Launch System プログラムと歩調を合わせた形で、独自のロケット構想 Satellite Launch Vehicle を発表。まだ概念検討段階。

SpaceX社,Falcon 9ロケットでDragon補給船をISSに向けて打上げ

Spaceflightnow(6/3) 6/1の打ち上げが中止されたため、搭載していた実験用マウス40匹を交換(Spaceflightnow(6/3))

Capella Space社, 小型SARコンステレーション構築に向けて顧客から$10Mの前受金を受領

SpaceNews(6/5) Capella Space社は50kg級の小型衛星による解像度1mのSARコンステレーションを開発中で、Series A資金調達を$12Mで完了したところ。同社では6か月以内にデモ機を打上げ、その後、2019年から2021年までかけてコンステレーションを構築予定。

インド,GSLV Mk.3初号機でGSAT 19通信衛星の打上げに成功

Spaceflightnow(6/5) SpaceNews(6/6) GSLV Mk.3はGTOに約4tonのペイロードを投入可能で、これまで使用されていたGLSV Mk.2の約2倍の打上げ能力を持つ。オンボードカメラ画像:

SpaceX社, USAFから次回のX-37B打上げを受注

Spaceflightnow(6/6) 8月にFalcon 9で打ち上げ予定。2機ある機体のうちどちらを使うかは明らかにされていない。 なお、今回の契約はSpaceX社に限定して実施した模様でULA社は入札の機会はなかった、としている(SpaceNews(6/9))