Delta 4 Heavy初号機、1段の能力不足でデモンストレーション衛星を計画通りの軌道に投入できず

Spaceflightnow(12/22)
Delta 4 Heavyの初号機は、計画通り打上られたが、1段の燃焼終了が計画より8秒早かった。1段の能力不足を補うために2段の初回着火秒時が伸びることで、遷移軌道には投入されたものの、初回燃焼で計画より燃料を多く消費したため、再々着火中にディプリーション停止となり、衛星を計画された軌道(軌道傾斜角10度で静止軌道相当の高度)へ投入できなかった。衛星の投入軌道は現在調査中。
ボーイング社では、全飛行フェーズでのデータを取得でき、テストフライトは成功したと発表している。

コメント

上記サイトで打上の写真を見ることができます。
リフトオフ前の未燃水素の着火のため、水素タンクは真っ黒焦げになっています。大丈夫なのかも知れませんが、余り気持ちよくはありませんね・・・