ディスカバリ、ECOセンサトラブルの調査中

Spaceflightnow(7/16)
ECOセンサの詳細については、以下の記事を参照:
 http://www.spaceflightnow.com/shuttle/sts114/050716ecographic/

1983年に設計変更が行われて以来故障したことはない。
既報の通り、シャトルは通常はディプリーションカットオフとなることはないが、過去2回ディプリーションで停止したことがある。

打ち上げ343秒後にNo.1メインエンジンが緊急停止(高圧水素ポンプ出口温度センサ2つのうち1つがX+120sからドリフトを開始し343sでレッドライン2900R(1611K)を超えた。もう1つは221秒で出力異常となった)。Abort-to-orbitにより残り2台で燃焼を継続したが、ECOセンサ出力によるディプリーションカットオフ。(本ミッションは唯一のATO実証例。こちらにも情報。)

No.3エンジン始動時に破損した噴射器のLOXポストがノズル内面に衝突し、3本の再生冷却チューブが損傷して水素が漏れ、LOXディプリーションで停止。OMSで計画軌道には投入成功。