NASA、Mars Global Surveyorミッション終了の原因を発表

Spaceflightnow(4/13)
MGSは2006年11月の通信を最後に途絶していましたが、このたび、原因調査結果が発表されました。非常に要約すると、ソーラーパドル方向修正のコマンドに正しく追従できず、衛星はセーフモードに入ったが、セーフモードでは2個のバッテリのうち1個が直射日光に曝される姿勢になっており、そちらのバッテリがオーバーヒートで故障し、その結果残りのバッテリ容量を使い切ってしまった、ということのようです。また、アンテナ方向が地球を向いていなかったためステータスが運用者に伝わらず、セーフモードは熱的環境を考慮されていなかった、とも報告されています。