米、機能喪失した偵察衛星を再突入前にミサイルで破壊する検討中

Spaceflightnow(2/14)
2006年にDelta2で打上げられ、軌道投入直後にリンクを喪失した偵察衛星が3月中旬にも再突入する問題で、米国は、地上に落下すると想定される直径1mのヒドラジンタンクを破壊するために、海軍のミサイルで衛星を破壊することを検討中と発表。
衛星(USA 193)は2.5tonで高度350km、軌道傾斜角58度に投入されている。
計画では、アトランティスの帰還後、高度240km付近でミサイルで破壊することを検討しており、破片は数週間で大気圏に突入する見込み。
NASA長官のGriffin氏は、懸念しているのは、現在固化しているヒドラジンがスラッシュ状態で地上に落下し、その後の入熱で大量のヒドラジンが飛散することである、としている。