ILS社、Proton/Breeze-Mの上段エンジン早期停止で軌道投入失敗

Spaceflightnow(3/15)
不具合はBreeze M上段の34分にわたる第2回目燃焼フェーズの終盤で発生し、Roscosmosの発表では上段エンジンが計画より2分13秒早く燃焼停止し、GTOに投入される予定だった衛星は計画より遠地点が5000マイル(約8000km)低い軌道に投入されたとのこと。
Protonの失敗はこの6ヶ月で2回目で前回はワイヤハーネスの損傷により1/2段分離に失敗している。ただし、9月の失敗後の飛行再開以降、ロシア政府ミッション及び商業ミッションを6機成功している。
また、本打上げは、1996年にはじまったILSによるProton商業打上の45機目だったが、このうち5機が失敗し、そのうち4機は上段の不具合によるものである。