Boeing社、Athena IIIの開発に参画

AviationWeek(10/27)
Boeing社は、ISS補給機Athena IIIの開発を計画しているベンチャーのPlanetSpace社に参画ことを決定した。Lockheed Martin社及びATK社は既に参画しており、これを受け、PlanetSpace社はNASAのCommercial Resupply Services(CRS)契約(約31億ドル、11/7提案締切)を取りに行く計画。
Athena IIIはシャトル派生型ISS補給機で、2011年の初飛行を目指している。射点は先日USAFからフロリダ州に借用許可の出たCCAFS LC36で、機体形態は以下の通り:

  • 1段:2.5セグメントバージョンのシャトルSRB派生固体モーター
  • 2段:Castor 120(現在 Athena I, Athena II, Taurus Iに使用)
  • 3段:Castor 30
  • 4段:Orbit Adjust Module(液体推進系、現Athenaでも使用)
  • 輸送機:OTV(Boeing/Lockheed Martin)

CRSに対しては、SpaceX社(Falcon9/Dragon,CCAFS LC40)、OSC社(Taurus II/Cygnus, Wallops)がCOTS契約で開発中の機体を使った提案をする見込みで、これらと競争することになるが、PlanetSpace社では契約獲得に関わらず計画を進めるとしている。