USAF、故障したDSP-23にDARPAの衛星を接近させて検査する計画

Spaceflightnow(1/14)
USAFは、静止軌道投入後に機能を喪失してドリフトしている早期警戒衛星DSP-23について、DARPAの検査衛星Mitexを接近させて状況を確認させることを明らかにした。
Mitexは2006年に打ち上げられたDARPAの小型(約250kg)の技術試験機(2機)で、試験の中に静止軌道で相手の衛星の周囲を回って状況を確認する技術試験も含まれている。この確認で、マイクロメテオロイドの衝突やアンテナの異常など外観から分かる異常があれば判明できるとしている。既に2機の衛星の軌道変更マヌーバは開始されているとのこと。
なお、2006年にMitexを打上げたDelta 2は変則的な4段構成であり、第4段にはNRLで開発した太陽電池パドルを備えたステージを採用した(イメージ図あり)。
DSP-23は昨年10月8日の軌道修正コマンドに応答せず、その後1deg/週のレートでドリフトしている。USAFは回避が必要となる可能性のある近傍の衛星運用者に接触を開始している。