ULA社、ホワイトハウスにDelta 4 Heavy の有人仕様化による Ares I 代替を提案

SpaceNews(6/22)
ホワイトハウスの有人輸送計画見直しパネルでプレゼンテーションを実施。
ULAによれば、開発完了は2014年、開発費はロケットが5億ドル、射点改修が8億ドルで、打上げ費は1基3億ドルの見通しとのこと。一方、空軍系のシンクタンクであるAerospace Corp. は Delta 4 Heavy の有人仕様化には5.5〜7年が必要でOrion打上げ目標の2015年3月に間に合わない可能性があり、かつ、D4Hの採用によりAres Iより数十億ドルを節約できるものの、そのためにはAres Vもキャンセルする必要があり、D4HとAres Vの開発とすると逆に開発費は160億ドル増加が見込まれるため、現計画のままとするのが良いとしている。
このプレゼンでは、ULAの他に、SpaceX社がF9/Dragon有人化を、DirectグループがJupiterシステムをそれぞれプレゼンした。
大統領の本パネルは、次回7/29,30に会合を持った後、8/5に最終会合を開催予定。