韓国、KSLV-1打上げは失敗と発表。原因はフェアリング分離失敗。衛星は地上に落下。

KoreaTimes(8/26)
オンボードカメラの映像によれば、2分割で分離するフェアリングの片方はリフトオフ後216秒に(訳注:計画は215秒)分離したが、もう片方は540秒後まで分離しなかったとのこと。540秒後は衛星分離と同タイミング。フェアリングは片側300kgであり、これが原因で計画軌道に投入できなかったと推定される。データによれば、第2段と衛星は分離後に地球に落下したと見られ、大部分は燃え尽きたと推定されるがノズル保護のCC材は残存した可能性がある。オーストラリアダーウィン近くに落下物体が確認されており、これがKSVL-1の残存物のこの可能性もある。
KARIの技術者によれば、フェアリング分離は、ロケットとの分離が8本、半殻分割が4本以上の爆発ボルトの作動で行われることから、これらの一部の不着火の可能性はあるとのこと。