AsiaSat社,SpaceX社打上げのリスクヘッジと将来の打ち上げ用にILS/Protonと契約

SpaceNews(6/22)
2014年3-5月のスロット確保のために$10.3Mを支払い予定。打上げ価格は$107M。同社はAsiaSat 6とAsiaSat 8をSpaceX社で打ち上げる契約をそれぞれ$52.2Mで締結しているが、SpaceX社との契約条件では、AsiaSat 6が2014/3/31に打ち上げられたなかった場合には支払い済み金額は全額返金されることになっている。AsiaSat 8の打上げ期限は2014/5/31。AsiaSat社はSpaceX社の打上げ遅延のヘッジとしてスロットを確保したもので、AsiaSat 6/8ともに計画通り打ち上がった場合にはAsiaSat 9の打上げに利用する計画。AsiaSat 9に変更された場合の打上げ価格は$109M。また、契約には、AsiaSat 6か8のいずれか一方のみがSpaceX社で打ち上げられた場合にAsiaSat 9をProtonで打ち上げる(追加で一機調達する)オプションが規定されており、その場合のAsiaSat 9の打上げ価格は$108M。
SpaceX社初の商業打上げとなるSES-8は2013年に計画されている。ただし、打上げに利用することが計画されている新型エンジン・大型タンク・大型フェアリングの事前実証が条件となっており、試験飛行はまだ実施されていない。SES社は、同社の通常の慣習として、Arianespaceによるバックアップロンチスロットを確保している。