衛星通信サービスはアジア地区では供給過剰な状況

SpaceNewws(6/2)
アジア地区では各国が自社衛星所有を希望して、多数の機関が衛星を打ち上げているため、トラポン数が過剰となっていることから、周波数帯単価は下がり、スロットは混雑し、電波干渉は発生している、とのこと。
なお、Intelsat社のCEO Stephen Spengler氏によれば、この傾向はアジアだけではなく、HTS(high-throughput satellites)の打上げによる供給量増大により、世界的に既存事業では供給過剰な状況になりつつあるとのこと。市場予測でも、HTS衛星のトラポン成約率は2019年段階で50%を切るとみられており、受給アンバランスは業界全体の課題。IoT (Internet of Things) への進出のような新事業に進出しないと、業界の成長は見込めないと語った。