NASA, SLS初号機の打ち上げを2019年12月に設定

SpaceNews(11/8) AviationWeek(11/10) NASA Spaceflight(11/8)
スケジュールリスクを考慮した打ち上げ時期は2020年6月だが、2019年12月に打ち上げるべく、発現していないリスクに対するリスクミティゲーション対策を取る計画。SLS初号機は当初2018年11月に計画されていた。主要なスケジュール要因は、コアステージの製造(特に溶接)とESAが開発するOrionサービスモジュール。ミティゲーションプランには、初品製造に対するスケジュール余裕の確保、サービスモジュールの個別の課題(米国メーカが製造している高圧ヘリウムバルブなど)への技術支援、OrionのプライムメーカーであるLockheed Martin社から欧州への製造要員(Technician)派遣、などが含まれる。
また、EM-2の2023年打ち上げのスケジュールをキープするために、初号機打ち上げ後に計画されていたインフライトアボート試験(Peacekeeperミサイルの1段にOrionを搭載して実施)を、初号機打ち上げ前の2019年4月に実施予定。